福島県立いわき海星高等学校
食品システム科の活動内容を紹介します
食品システム科3年生 実験の様子を紹介します part5
<R2-83>
11月25日(水)、食品管理の実験風景。
今回の実験は、ビタミンCの役割を学習します。
まずは、ビタミンCを加えたスチールウールと、加えないスチールウールで酸化と還元の様子を比較しました。
ビタミンCを片方に加え、酸化反応を引き起こすため両方に過酸化水素水を加えます。
片方は酸化されて赤いさびができたのに対し、ビタミンCが入ったスチールウールはビタミンCの還元作用により赤いさびを防ぐことができました。
同様に、ビタミンCを加えたリンゴと、加えないリンゴを空気中に放置し、酸化の様子を比較しました。
ビタミンCを加えたリンゴは酸化による褐変を防ぐことができました。
次に、レモンやお茶、スポーツ飲料、リンゴの絞り汁をヨウ素溶液に滴下して、還元作用による色の変化からビタミンCの含有量の多い少ないを調べました。
お茶やレモンをヨウ素溶液に加えると色が透明に変化し、ビタミンCの多さがうかがえました。
対して、リンゴ、スポーツ飲料では変化が弱く、ビタミンCは含まれていないようです。
最後にビタミンCの還元作用の確認や還元作用を利用したビタミンC含有量についてまとめました。
たくさんの生徒がお茶に含まれるビタミンCの多さに驚いていました。
食品システム科1年生 実習の様子を紹介します part4
<R2-73>
10月14日(水)、水産基礎の実習風景。
今回の水産基礎は、うどんを作りました。
粉をふるいにかけ、食塩水を加えながら入念に捏ねていきます。
適度な固さになった生地を、均等になるよう丁寧に伸ばしていきます。
伸ばした生地をできるだけ細く切っていきます。
思うような細さに切るのが難しいです。
切った麺を熱湯で煮ていきます。
煮終わった麺はすぐに冷水につけ、しっかりと冷めたら麺の完成です。
うどんのスープは、かつお節、昆布、煮干しからだしを取り、味付けして作りました。
試食の様子。
『捏ねるのが大変』『細く切るのが難しい』など、作業に苦戦しながらも、一からうどんを作り上げる事ができました。
できあがったうどんはみんなで美味しくいただきました。
食品システム科3年生 実験の様子を紹介します part4
<R2-66>
9月14日(月)、食品管理の実験風景。
今回の実験は、市販のじゃがいも内に含まれているデンプンを分離し、含有量を調べます。
メークイン、だんしゃくいもの2種類を使い含有量の違いを調べます。
皮を剥いてすりおろしたじゃがいもをさらし布で包み水中で揉み出します。
揉み出した溶液をしばらく静置します。
下層にデンプンが溜まるので、そっと上澄みを捨て再度水を加えます。
吸引ろ過装置で溶液を濾過していきます。
デンプンを分離できました。
このままでは水分を含んでいるので、恒温器で一度乾燥させます。
乾燥させたデンプン重量を測定し、計算でじゃがいものデンプン含有量を導いたら操作終了です。
だんしゃくいもとメークインではデンプン含有量に明らかな差が見られることがわかりました。
だんしゃくいもを使う料理、メークインを使う料理、2種類の料理の特徴、デンプン含有量の違いを考慮し、どんなことが考えられるのか、 各々がそれぞれの考察を立て、デンプンへの理解を深めました。
食品システム科1年生 実習の様子を紹介します part3
<R2-65>
9月9日(水)、水産基礎の実習風景。
今回の水産基礎は、松下海岸公園にて海洋生物の生物採集調査を行いました。
生物採集調査に関しての事前説明。
フィールド内を探し回り、海洋生物を見つけていきます。
いろいろな海洋生物を見つけることができました。
採集した海洋生物は写真に収め、自分たちがどんな生物を発見したのかを学習しました。
聞いたことがあっても実際に見たことはないといった生物もおり、調べていく中で『この生き物がそうなんだ』といった驚きや発見がありました。
食品システム科1年生 実習の様子を紹介します part2
<R2-58>
水産基礎の実習風景。
今回の水産基礎では、顕微鏡による生物の観察を行いました。
生物を観察しながらスケッチします。
1年生は顕微鏡を使っての初めての実習になりました。
ピント調整など苦戦することもありましたが、普段目にすることができない顕微鏡越しのミクロの世界には驚きの声があがりました。
食品システム科3年生 実習の様子を紹介します part3
<R2-37>
6月19日(金)、課題研究の実習風景。
今回の課題研究では、本校で製造しているサバの水煮缶詰、ゆで小豆缶詰を使用した創作料理を試作しました。
実習の様子
【完成した料理】
さばのオムレツ さばのトマトリゾット
さばじゃが さばカレー
さば缶のそうめん風 あんこパイ
上手にできた料理がある一方、思う通りにいかなかった料理もありました。
カレーは塩見が強くとろみが少ない、あんこパイは中のもちが固くなってしまった、リゾットは酸味が強かったなど、試作を通して様々な反省点が見えてきました。
次回以降は今回の反省を活かしつつ、よりよい創作料理に挑戦していきます。
食品システム科3年生 実験の様子を紹介します part2
<R2-33>
6月24日(水)食品管理の実験風景。
今回の実験は中和滴定を行いました。
醸造酢に含まれている酢酸濃度を求めます。
練習の様子
1/10倍に希釈した酢に、水酸化ナトリウムを滴下していきながら中和点を探っていきます。
塩基性に反応するフェノールフタレインという指示薬が入っているので、中和されたときに色が変化します。
キレイな薄ピンクになれば成功です。
1滴でも多ければ濃いピンク色になってしまいます。
失敗や成功を重ね、何度も練習していきます。
練習後は試験を行いました。
一人一人、練習したことを活かしながら試験に臨みます。
中和点が判明したら、使用した水酸化ナトリウムの量から酢酸の濃度を導き終了です。
精緻な作業が必要とされる実験で、失敗も多くありましたが、全員が諦めずに挑戦していくことができました。
食品システム科1年生 実習の様子を紹介します part1
<R2-6>
6月3日(水)、1年生水産基礎の実習風景。
今回の水産基礎は、今後行うカッター実習に伴い、避難経路の確認を行いました。
実習中の避難場所3カ所を確認
実習艇庫の場所を確認し、今後の実習について説明を受ける生徒
災害時の対応、実習についての心構え等、実習の準備段階として様々な説明がありました。
今後は実際にカッターへ乗り込み、本格的に実習を行っていきます。
R2年度 食品システム科3年生 実験の様子を紹介します Part1
<R2-5>
6月1日(月)食品管理の実験風景。
今回の実験はタンパク質の呈色反応を行いました。
ビゥレット反応、キサントプロテイン反応、ニンヒドリン反応の3つの反応を試験します。
調整した卵白溶液に、それぞれの試薬を入れていきます。
色の変化が起こりタンパク質の呈色反応が確認できました。
「普段の授業で名前だけは知っているけれど、イメージがわかない」という意見も多い呈色反応ですが、実際に自分たちで実験を行ったことで、理解が深まってくれたことと思います。
次回以降も様々な実験に挑戦していく予定です。
食品システム科1年生 外部講師による実習を行いました part2
<H31-141>
2月26日(水)、イオンモールいわき小名浜店より鮮魚部門を担当されている上野代氏をお招きし、1年生を対象とした調理講習会を行いました。
今回は、ホッキ貝の刺身、イワシの開きについて教えていただきました。
【ホッキ貝】
挨拶の様子
ホッキ貝の全体説明
アドバイスをいただきながら、貝を剥いて刺身にしていく
完成!
【イワシ】
全体説明の様子
苦戦しながらも捌いていく
捌いたイワシは フライにしました
終わりの挨拶の様子
上野代先生から、細かく丁寧なご指導をいただき、苦戦しつつも楽しみながら生徒全員が最後までやりきることができました。
普段の実習で取り扱うことがないホッキ貝のむき方や、より早く効率的なイワシの捌き方など、大変勉強になりました。
今回の経験から、もっとたくさんの水産物に興味を持ち、いろいろな水産物の調理に挑戦していってほしいと思います。
上野代先生、この度はありがとうございました。
食品システム科2年生 外部講師による実習を行いました
<H31-139>
2月25日(火)、市内にあるフランス料理店「レストランルミエール」より、蛯名俊治氏を外部講師としてお招きし、食品システム科2年生を対象とした調理講習会を行いました。
今回は、ピザとキヌアサラダの2種類について作り方を教えていただきました。
【ピザ】
全体説明の様子
ピザ生地を捏ね、ラップをしてしばらく寝かせる
焼いている途中で膨らまないよう、伸ばした生地にフォークで穴を開けていく
ピザ用の具材をカット
チーズやカットした具材をトッピングしてオーブンで焼いていく
完成!
【キヌアサラダ】
野菜をカットしていく
カットした野菜と、キヌア、鶏肉を合わせ、調味していく
お好みでこしょうを振ったら完成!
【試食の様子】
完成したピザとキヌアサラダを美味しくいただきました
わかりやすく丁寧なご指導をしていただき、生徒全員が楽しみながら取組むことができました。
調理方法に限らず、専門家の視点から大変興味深いお話も聞くことができ、とても勉強になりました。
蛯名先生、この度はありがとうございました。
卒業生の声を聴く会
<H31-137>
2月21日にいわき市の病院から本科卒業生である白土さんをお招きしました。
白土さんは調理部門を担当しており、病院の患者さんへ日々の食事を提供されています。
今回、食品システム科1年生、2年生を対象とし、仕事についてのお話をしていただきました。
生徒へ話をする白土さん
生徒の様子
仕事に関する話や、就職に向けての取組み方、在学中の過ごし方など、雑談も交えた和やかな会のなか、先輩から多くのアドバイスをしていただきました。
生徒からは積極的に質問もあり、 全員が白土さんの話へ熱心に耳を傾けておりました。
身近な卒業生の声を聴く大変貴重な経験となりました。
白土さん、この度はありがとうございました。
食品システム科1年生 外部講師による実習を行いました
<H31-134>
1月29日(水)、手ごねパン教室Kitchen Breadより講師の加藤さゆり先生をお招きしました。
食品システム科1年生を対象にチーズクッペ、ハムマヨの2種類のパンについて作り方を教えていただきました。
全体説明
材料を混ぜ合わせこねていく
こねた生地をホイロにいれ一次発酵させる
一次発酵がきちんとできたかフィンガーテスト(左)で確認し、ガス抜き(右)を行う
正確に12分割した生地を丸め直し、10分間休ませる(ベンチタイム)
生地を成形し、ホイロに入れ二次発酵させる
オーブンで焼成
最後に粉パセリをふったら完成です
わかりやすく丁寧なご指導のおかげで、生徒全員が楽しみながらパン作りに取り組むことができました。
できあがったパンは美味しくいただきました。
加藤先生、このたびはありがとうございました。
食品システム科3年生 実習の様子を紹介します part1
<H31-119>
11月25日(月)3年生課題研究の実習風景。
前回の授業で生徒が考案したイワシを使ったレシピを使用し、試作を行いました。
生徒が作成したレシピ
作成したレシピをもとに試作を行う
完成した試作品
いわしのつみれ汁、いわしハンバーグ、ピーマンとシイタケのいわし詰め
「美味しくできたが、もう一工夫あるとさらに良かった」などといった声もあり、いろいろな反省点が見つかりました。
次回は、今回の反省を踏まえ、よりよい創作料理にチャレンジしていきます。
食品システム科3年生 実験の様子を紹介します part4
<H31-118>
11月22日(金)課題研究の実験風景。
今回は食品の凍結貯蔵実験を行いました。
試料はいんげん、アスパラガスを使用。
はじめにウォーターバスでゆでたものを試食し、最も食べやすいゆで時間を調べる。
最適ゆで時間から次の3つの試料を用意し袋に小分けする。
A:最適ゆで時間でブランチングした試料
B:最適ゆで時間の半分の時間でブランチングした試料
C:ブランチングせずそのままの試料
※ブランチング・・・品質劣化の原因となる酵素作用を不活性化する加熱処理。
A、B、C、それぞれの試料を、-18℃で凍結貯蔵。
3日後、凍結貯蔵した試料をウォーターバス中で解凍。
解凍した試料の官能評価を行う。
官能評価の結果、ブランチング処理のあった試料となかった試料では味に差が出ることが分かりました。
同じ凍結貯蔵でも、凍結前の処理によって明らかな差が出ることに生徒たちからは驚きの声が上がりました。
食品システム科3年生 実験の様子を紹介します part3
<H31-116>
11月19日(火)食品管理の実験風景。
今回は市販のかんぴょうを用いて食品添加物の定性実験を行いました。
使用したかんぴょう。
カットしたかんぴょうとリン酸溶液を容器に入れ、ヨウ素カリウム・デンプン紙をセットします。
試料中に亜硫酸塩が含まれていれば、試料をリン酸酸性にすることで遊離したSO₂ガスが、水で湿らせた試験紙のヨウ素酸カリウムと反応し、遊離したヨウ素が試験紙のデンプンと反応することで紫色を呈します。
時間の経過と共に紫色の線が現れました。
実験結果よりかんぴょう中には亜硫酸塩が含まれていることが分かりました。
亜硫酸塩は食品の漂白を目的として用いられる食品添加物です。
身近な食材にこうした食品添加物がどういった目的で利用されているのか、実験を通して確認することができました。
食品システム科1年生実習の様子を紹介します Part2
<H31-105>
10月23日(水)水産海洋基礎の実習風景。
今回はキーマカレー、パンプキンブレッドを作りました。
クラスを二つに分け実習を行います。
全体説明
【キーマカレー】
ご飯は鍋を使用して炊きました。
鍋で炊くのは初めての生徒もいましたが、ふっくらと甘みのある美味しいご飯ができました。
野菜は焦がさないように丁寧に炒め、ルーは異なる二つの物を混ぜて使用しました。
野菜の甘みがあり、辛さがしつこくない食べやすいカレーとなりました。
【パンプキンブレッド】
かぼちゃは裏ごしします。
裏ごししたかぼちゃを生地に混ぜ、オーブンで焼いていきます。
状態を見ながら焼いていき、完成です。
しっとりとしたほどよい甘みのあるパンプキンブレッドができました。
どちらの実習も美味しい物ができあがり、生徒は楽しんで授業に臨むことができました。
1年生は今後も様々な料理に挑戦してきます。
食品システム科1年生 実習の様子を紹介します part1
<H31-63>
1年生1学期最後の実習はパウンドケーキを作りました。
全体説明
粉類を計量し、ふるいにかけていきます。
材料をしっかりと混ぜ合わせていきます。
型紙に流し込みます。
オーブンで30分ほど焼いたら完成です。
上手に焼き上がりました!
初めてパウンドケーキを作ったという生徒もいる中、みんなで協力して実習に取り組みました。
最後は焼き上がったケーキを班のみんなで美味しくいただきました。
食品システム科2年生 沿岸航海実習を行いました
<H31-62>
食品システム科2年生が、福島丸での沿岸航海実習に参加しました。
令和元年7月8日(月)から11日(木)まで3泊4日の沿岸航海実習で、東京まで行ってきました。
小名浜港から出港の様子
救命胴衣に関する説明
船内での作業の様子
食事当番やブリッジでの当直の実習を通し、船での仕事について学びました。
船上での様子
東京では豊洲市場、築地場外市場を見学しました。
アクアパーク品川を見学しました。
東京出港
帰港の様子
不慣れな船上での生活で大変なこともありましたが、皆が一致団結し助け合いながら乗船を乗り越えることができました。
様々な体験を通し、出航前より一回りも二回りも大きく成長し戻ってきた皆さんの今後の活躍に期待しています。
食品システム科3年生 実験の様子を紹介します part2
<H31-52>
今回の実験は培地の作成、および空中からの落下細菌の採取・培養実験を行いました。
※ 培地・・・細胞や微生物が成長しやすいように人工的に作られた環境
使用した寒天培地(顆粒)
寒天培地を加温しながら蒸留水に溶かす
オートクレーブにて溶けた培地を滅菌状態にする
滅菌した培地をシャーレに入れ、各検査場所で落下細菌を採取する
左:恒温乾燥機に入れ、細菌の繁殖しやすい温度帯で一定期間培養
右:培養後、細菌が繁殖した様子
培養した細菌のスケッチ
普段目に見えることのできない細菌ですが、培地を利用することで目に見える形となり、どういった環境に細菌が多くいるのか確認することができました。
生徒たちも自分たちが生活している環境に想像以上に細菌がいることが分かり、驚きの声が多く上がりました。
R1年度 食品システム科3年生 実験の様子を紹介します part1
<H31-17>
今回の実験は官能評価を行いました。
1回目の授業では食塩、2回目の授業では砂糖を用いて味の閾値(いきち)を試験します。
比較する試料と純水を準備します。
2つは同試料、1つは異試料を1組に掲示して行います。
味を比較し、異なった試料を判断し回答します。
最後に正答数から閾値を割り出し操作終了です。
※閾値:一定の条件で多数の人が味わったときに半数の人が感じる濃度のことをいう。
食品システム科1年 外部講師による実習を行いました Part2
<H30-167>
2月22日(金)、手捏ねパン教室Kitchen Breadより講師の加藤さゆり先生をお招きしました。
今回はチーズクッペ、ハムマヨの2種類のパンの製造について教えていただきました。
挨拶の様子
生地をこねる様子
左:一次発酵を終えて膨らんだパン
フィンガーテストをし、真ん中の穴がもとに戻らなければ完了
右:ガス抜きの様子
計量し均等に分割する
成形し、二次発酵した生地をオーブンで焼く
完成
左:ハムマヨ 右:チーズクッペ
パンの匂いが香り立つ部屋で、ワクワクとした気持ちで取り組んだ実習となりました。
完成したパンはとても美味しくいただくことができました。
加藤先生、この度は丁寧なご指導ありがとうございました。
食品システム科1年 外部講師による実習を行いました
<H30-165>
2月6日(水)にイオンモールいわき小名浜店より鮮魚部門を担当されている上野代さんを外部講師としてお招きしました。
イカの刺身、イワシの三枚おろしの捌き方について教えていただきました。
挨拶の様子
使用したイワシとイカ
説明の様子
実際に捌いているところの様子
終わりの挨拶の様子
今回が初めての体験の生徒も多く、苦戦しつつも楽しみながら授業に参加していました。
上野代さんのわかりやすく丁寧なご指導のおかげで、生徒全員が最後までやり通すことができました。
上野代さん、この度はありがとうございました。
卒業生の声を聴く会
<H30-164>
2月1日に山菱水産株式会社より本科卒業生である石井智凡さんをお招きしました。
1年生、2年生を対象に、仕事について、就職するにあたって、体験談も交え様々なお話をしていただきました。
生徒の方からも積極的に質問が飛び交い、熱心に石井さんの話へ耳を傾けていました。
生徒へ向かって説明する石井さん
実際に働いている身近な卒業生の声を聴くことができたことはとても貴重な経験となりました。
石井さん、この度はありがとうござました。
食品システム科2年 外部講師による実習を行いました。(11月27日)
<H30-160>
市内にあるフランス料理のお店、「レストランルミエール」の蛯名俊治様を外部講師としてお招きし、調理講習会を行いました。
メニューは、『アヒージョ』と『ヨーグルトムース』です。蛯名先生より、包丁の扱い方をはじめ、食材の処理法から調理まで優しく丁寧にご指導いただきました。
『アヒージョ』の具材は、白魚とエビとマッシュルーム。調味料に白ワインを入れていただきました。
『ヨーグルトムース』は、生クリームと卵白をそれぞれ泡立てて混ぜたところに、ヨーグルトを加えて作りました。
完成したアヒージョとヨーグルトムースを、美味しくいただきました。
今回の体験を通して、今後さらに魚介を使った調理に興味を持ち、実践していってほしいと思います。
蛯名先生、ありがとうございました!
食品システム科2年生 外部講師の先生をお招きしました
<H30-153>
11月1日、食品システム科2年生の実習で外部講師の先生方をお招きしました。
今回は浜藤さんより品川先生、天野先生、二人の講師の先生方をお招きし、エチオピアの調理・加工について学習させていただきました。
エチオピア(シマガツオ)
さばき方について全体への説明
固い鱗を剥がす様子
身をカットして切身にする
切身を外に干し塩を振っていく
干した切身に味噌をつけ真空包装する
全体挨拶
丁寧なご指導のおかげで、とても貴重な体験をすることができた実習でした。
今回の実習で得られた経験を活かし、今後の学習も頑張っていきましょう。
品川先生、天野先生、この度は誠にありがとうございました。
食品システム科3年 実験の様子を紹介します
<H30-129>
今回は食品システム科3年生の実験です。
唾液と、大根を用いて、デンプンの分解実験を行いました。
まずはデンプン粉を溶解して、デンプン溶液を調整します。
デンプン溶液に薄めた唾液をいれた試験管と、
何も入れていないデンプン溶液だけの試験管を準備します。
これを37~40度に温めたお湯に入れ10分以上温めます。
温めた試験管中の溶液に、ヨウ素溶液を加えます。
ヨウ素デンプン反応により、デンプンが含まれている溶液はヨウ素が反応し、青紫色に変色します。
以下の結果になりました。
試料 | デンプンのみ | デンプン+唾液 |
反応前 | 透明 | 透明 |
反応後 | 青紫色 | 変化なし |
唾液を入れた方は変化が見られなかったことから、唾液によってデンプンが分解されたことがわかります。これは、唾液中に含まれる消化酵素であるアミラーゼがデンプンを加水分解するためにおこります。
次に、大根をすりおろし、ガーゼで汁を絞り取ります。
この大根汁を使い、上記の実験と同じ工程で試験管に準備し、加熱していきます。
温めた試験管中の溶液に、ヨウ素溶液を加えます。
以下の結果になりました。
試料 | デンプンのみ | デンプン+大根汁 |
反応前 | 透明 | 白色 |
反応後 | 青紫色 | 変化なし |
大根汁を入れた方は変化が見られなかったことから、大根汁によってデンプンが分解されたことがわかります。大根にはジアスターゼという消化酵素が含まれており、この酵素がデンプンを分解するためおこります。
体内の消化作用と、体外から摂取する食物が持つ消化作用がどのような反応を示すのか、確認することができました。
おつかれさまでした。
全国水産・海洋高等学校食品技能コンテストに参加しました
<H30-106>
水産・海洋高等学校の食品系学科生徒のより専門的な知識・技術の習得を目的として実施されている「全国水産・海洋高等学校食品技能コンテスト」に、2年生から1名が参加しました。競技内容は、「筆記コンテスト」と「実技コンテスト」があり、実技コンテストでは基本実技の『アジのたたき』と応用実技の『食酢中の有機酸の定量試験』が行われました。
夏休み中も学校で勉強したり練習したりしてきた成果を発揮し、緊張しながらも精一杯取り組み、‘優秀賞’をいただきました。
この経験を今後の学習や様々な活動に活かしてほしいと思います。
小名浜魚市場を見学しました
<H30-96>
「美味しいシーフード料理を作ろう」をテーマに集まったメンバーで、夏休みの活動を開始しました。まずは、地元で水揚げされる魚介類にはどんなものがあるのか知るために、小名浜魚市場に見学に行きました。
試験操業中の現在の水揚げ状況や放射性物資の検査の様子、入札での競りの様子を見学させていただきました。震災・原発事故から7年が過ぎ、少しずつ前には進んでいますが、風評被害もなくなっておらず、震災前の状況に戻るにはまだまだ時間がかかるというお話をうかがいました。
私たちにできることは小さなことですが、小名浜を元気にするためにも、地元産の魚を使った美味しい料理を作って、発信していければと思います。
福島丸沿岸航海実習に行ってきました。
<H30-92>
食品システム科2年生が、福島丸での沿岸航海実習に参加しました。
7月10日(火)小名浜港から出港
乗船中は、ブリッジでの当直や食事当番の実習を通して、船での生活・仕事について学びました。
7月11日(水)横浜港大桟橋に入港し、グループで横浜散策を行いました。
7月12日(木)カップヌードルミュージアムにて体験・見学をしました。その後、横浜港を出港。
7月13日(金)無事に小名浜港に入港しました。船酔いをした生徒もいましたが、様々な体験を通して学んだことが多くありました。これからの生活に活かしてほしいと思います。
食品システム科3年 実験の様子を紹介します
<H30-77>
今回は3年生の実験で細菌の培養実験を行いました。
標準寒天培地の粉末を使い培地を作成していきます。
湯煎で溶かした培地をオートクレーブに入れて完全に滅菌します。
滅菌後、培地をシャーレに静かに入れていきます。
細菌が混入しないように気をつけます。
今回は作った培地で空中落下細菌を採取します。
各場所で、何もしない静かな環境と、動き回った環境の2パターンで細菌を採取します。
あまった培地で髪や爪の細菌も採取します。
採取した細菌は所定の温度で培養し繁殖させます。
培養後の写真
上:動きのある環境
下:静かな環境
髪の毛・爪
培地のスケッチをして考察をします。
動きのある環境とない環境で、どういった違いが出たのか、
髪の毛や爪は衛生的にどうなのか、
それぞれに意見を出し合い検討していきます。
普段、目に見えない細菌がどのような所にいるのか、今回の実験で確認することができました。
食品を扱う上で、衛生的であるとはどういう状態なのか、今回の実験をもとにこれからも気をつけていきましょう。
食品システム科3年 実験の様子を紹介します
<H30-66>
今回は3年生の実験で官能評価を行いました。
食塩を用いて味の閾値(いきち)を3点比較法で試験します。
食塩を計量し天然水で希釈します。
濃度が異なる数種類の試料に調整していきます。
3点比較法により2種の試料を比較していきます。
今回は天然水と、さきほど希釈した各濃度の食塩水を比較していきます。
2つは同試料、1つは異試料を1組に提示して行います。
味を比較し、異なった試料を判断し回答します。
最後に、全員の回答を集め、各試料液の濃度ごとに採点し正解の数を調べました。
正答数から閾値を割り出したら操作終了です。
おいしさの評価には人の感覚や感性に頼る官能評価が不可欠です。
食品を勉強する過程で良い経験ができました。
おつかれさまでした!
食品システム科3年 実験の様子を紹介します
今回は3年生の実験で行っている中和滴定実験を紹介します。
この実験では醸造酢に含まれている酢酸濃度を検出します。
濃度が高いので、酢酸含量を1/10倍に薄めます
薄めた酢酸を採取します。
水酸化ナトリウムを入れた
ビュレットという実験器具で、
酢酸を中和していきます。
アルカリ性に反応するフェノールフタレインという指示薬を
入れているので、中和されたときに色が変化します。
薄いピンク色になったら操作終了です。
使用した水酸化ナトリウムの量から、
酢酸の濃度を導きます。
精密な作業を必要とする実験でしたが、みなさんうまく行うことができました。
おつかれさまでした!
小名浜の郷土料理を学びました。
<H30-39>
「シーフード料理を作ろう!」をテーマに集まった食品システム科2年の5名。まずは地元の郷土料理にはどんなものがあるのか知るために、「小名浜さんま郷土料理再生プロジェクト」様にお伺いし見学させていただきました。
さんまのポーポー焼きをはじめ、みりん干し等、小名浜の伝統的なさんま料理を商品化し、多くの人に魚を食べてもらえるよう活動しているとのお話をうかがいました。
工場見学をさせていただきました。さんまの骨と内臓を取り除き、きれいに洗い流しています。
開いたさんまを機械に入れると、皮と小骨をきれいに取り除いてすり身になって出てきました。
できあがったすり身に味噌やしょうが、ねぎ等を入れてよく混ぜて種の完成です。
なんと、その場で焼いていただきました。作りたてのポーポー焼きは、とても美味しく感動しました!
「魚は苦手だったけど、工夫して調理することでこんなに味が変わるのかとびっくりしました。」
「ポーポー焼きを初めて食べて、とても美味しかったので家でも作ってみたいと思いました。」
「子どもやお年寄りや魚が苦手な人にも食べやすい魚料理を作りたいと思いました。」
「今回の見学で色々と知ることができたので、とてもためになりました。」
等の感想が聞かれました。美味しいシーフード料理の完成を目指してがんばりましょう!
食品システム科3年生 実習の様子をお届けします
今回は3年生です
水産食品技能検定試験に向けて、包装の練習と実技試験を行いました。
練習の様子
試験の様子
慣れない作業で苦戦しましたが、最後はみなさんうまく包装することができました。
おつかれさまでした!
食品システム科1年生の実習の様子を紹介します
みなさんこんにちは
水産海洋基礎の様子をご紹介します
避難経路の確認
カッターの説明
1年生は校外で初めての実習になりました
おつかれさまでした!
お茶の入れ方 コーヒーの入れ方
「日本茶・中国茶の入れ方、味わい方」、「コーヒーの入れ方、味わい方」
について学びました。湯の温度の違いによる味の違いや入れ方のコツに
ついて、大変丁寧に教えていただきました。とても楽しく活動し、おいしい
お茶をいただくことができました。お茶を楽しむことでコミュニケーションも
広がり、充実した時間となりました。
みかん缶詰をつくりました
今回はみかん缶詰!
東日本大震災以来、約7年ぶりのみかん缶詰です
おでん缶詰をつくりました
最近すっかり寒くなってきましたね(*_*)
みなさんお元気ですか?
今回はおでん缶!
福島丸のマグロでつくった
『さつま揚げ』 岩瀬農業高校の『大根』
小名浜港水揚げの
福島明成高校の サバでつくった
『タマゴ』 『つみれ』
『こんにゃく』『コンブ』
岩瀬農業高校・福島明成高校のみなさん
ご協力ありがとうございました。
マグロの解体をしました!②
こんにちは!
マグロ第2弾です♪
まずは解体から
キレイにします
缶につめて
油を入れます
完成です!
おつかれさまでした!
マグロの解体をしました!
だいぶご無沙汰しておりました
今回は3年生。
第1弾は福島丸のマグロ!
どんっ
勝負!
とった!!
中落ちもたくさんとれました!
お・・・美味しい!(*^∇゚)v
本日の実習はここまで!
次回お楽しみに!
イワシの味付缶詰を作りました
こんにちは~!
もうすぐ9月ですねぇ!
あっという間に半年が過ぎてしまいました…
早いですねぇ:(;゙゚'ω゚'):
時間が過ぎるのはほんとうにはやいから悔いが残らないよう毎日をすごさなきゃです
さて、今回の実習です!
説明してくれるのは下の2人!!♪♪
よろしくおねがいします!(٩ 'ω' )و
そして、本日の材料はこちら!!
バァーン!!笑
イワシです!
今日はイワシの味付缶詰をつくっていきます!!
サバよりもひとまわり小さいので調理が少し大変です
では、さっそく切ります!
はやく、ていねいに気をつけます!!
がまん強くやっていきますよー
切ったものをつめていきます
集中して正確に(`・ω・´)
調味液をいれます
ふたをしていきます
最後はこちらのかまで殺菌します(+₀+)
菌をつけない、ふやさない、ころす、をてっていします
さて!みんなで協力して後かたづけもしっかりやりますよ!
きれいにせいけつに
完成です!!
はじめての実習から数カ月が過ぎました
最初のころにくらべ、けがもなくスムーズに実習がすすむようになってきています
これからもこの調子でがんばります!!
おつかれさまでした!<(_ _)>
全国水産・海洋高等学校食品技能コンテストに参加しました
先日、3年生の2名が全国水産・海洋高等学校食品技能コンテストに参加しました。
これは、全国の水産・海洋高校で食品について学ぶ生徒が、専門的な知識や技能を
高めるために行われているコンテストです。
「食酢中の有機酸の定量試験」や「アジのたたき」、「筆記試験」が行われました。
2名とも、日頃の学習の成果を発揮して、精一杯がんばりました!
沿岸航海にいってきます
本日は2年生沿岸航海出港の日です!!
3泊4日の乗船で横浜まで行ってきます
台風も通過し、天候にも恵まれました!
船に乗るということはどういうことなのかしっかりと学び、帰ってくるときにはまた一つ成長した皆さんを迎えることを楽しみにしています!
帰りは7月8日になります
それでは、気をつけていってらっしゃーい!!
サバのみそ煮缶詰をつくりました
本日はサバのみそ煮缶詰です!
説明してくれるのは下の2人!!
よろしくお願いします!
左:吉田さん(小名浜第一中学校出身)
右:渡辺さん(泉中学校出身)
切っていきまーす
素早くッ! 丁寧にッ!
缶詰にどんどん入れていきましょー
でも重さは正確に!
決め手の調味液を入れていきます
美味しくなるかな??
ふたをしていきますよ
加熱殺菌します
時間がかかるのでこの時間に後片付けをしちゃいましょう
片付けもがんばれがんばれ!
完成です!!
1日おつかれさまでした!!
Q.缶詰を作ってみてどうでしたか?
一般の方々が口にするものなので、責任感があり、緊張しますが楽しいです。
Q.実習で大変なことはなんですか?
すべてはじめてやることなので、製造方法など学ぶことも多く、慣れるまでが大変です。
Q.実習で心がけていることはなんですか?
実際に販売するものなので常に衛生的でいることはもちろんですが、実習中は注意の必要な機械も使用するので安全面にも配慮して取り組んでいます。
Q.今後の目標はなんですか?
希望している仕事に就くことができるよう、今の実習に集中して取り組み、多くのことを吸収していきたいです。
これからもがんばっていきましょう!
食品システム科 近況報告 vol.1
海洋実習を行いました
食品システム科1年生が今年度2回目のカッター実習に取り組みました。曇天で少し風はありましたが、港内の穏やかな海で繰り返し練習に励みました。
女子にとってはとても重いオールですが、コツをつかめば上手にできるはず!
次回もがんばりましょう!!
食品システム科近況報告 vol.16
食品システム科1年生の実習で、パウンドケーキを作りました。
今年度最後の実習となり、1年間一緒に実習に取り組んできた班のメンバーと、協力し合い
ながら楽しく作業を進めることができました。来年度からの製造実習では、さらに力を入れて
がんばってほしいと思います。
食品システム科近況報告 vol.15
していただきました。
味噌の歴史や健康効果について講義していただきました。
味噌作りへの熱い思いが伝わってきました。
灰汁を取りながら3時間ほどかけて煮た大豆をミンチ状にします。そこに麹と塩と水を加え、しっかりと混ぜ合わせ
ます。空気が入らないように樽に押し入れ、ふたをしておもりをのせ10ヶ月から1年ほどねかせて完成です。
美味しい味噌が出来上がりますように!
学校開放講座を行いました。
<H28-114>
今年度2回目となる学校開放講座が2月13日(月)に行われました。
いわき市立永崎小学校6年生のみなさんに参加していただき、それぞれ持ち寄った思い出の品を入れた「思い出の缶詰作り」を行いました。
数年後、缶詰を開ける日が楽しみですね!
食品システム科 近況報告vol.14
お招きし、「漬け魚」の作り方についてご指導していただきました。なかなか扱うことのない大型魚の
調理法から塩漬け、味噌漬けの方法等、丁寧に教えていただきました。
★「エチオピア(シマガツオ)」の調理法と下処理について学びました。鱗を切り取り、頭を落として
内臓を取り出し切り身にします。骨が硬く切りにくいところもありましたが、力を込めて取り組みました。
大変貴重な体験になりました。ありがとうございました。
食品システム科近況報告 vol.13
食品システム科2年生の3学期初めの総合実習では「リンゴジャム」を作りました。
たくさんのリンゴ。 一個ずつ丁寧に皮をむき、カットします。
機械で細かく裁断し、じっくり煮込んでいきます。缶に詰めて殺菌を行い、
おいしいリンゴジャム缶詰のできあがりです!
食品システム科近況報告vol.12
食品システム科1年生の水産基礎実習で、黒はんぺんを作りました。
原材料はサバ、冷凍すり身、食塩、コーンスターチ、砂糖です。
らいかい機でよくすり混ぜてできあがったすり身を、手作業で形を作り茹でます。
きちんと加熱されているか確認しながら試食をしました。
できたはんぺんは、おでんの具になる予定です。
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