食品システム科だより

食品システム科の活動内容を紹介します

食品システム科3年生 実験の様子を紹介します part5

<R2-83>

11月25日(水)、食品管理の実験風景。

今回の実験は、ビタミンCの役割を学習します。

 

まずは、ビタミンCを加えたスチールウールと、加えないスチールウールで酸化と還元の様子を比較しました。

ビタミンCを片方に加え、酸化反応を引き起こすため両方に過酸化水素水を加えます。

 

 

片方は酸化されて赤いさびができたのに対し、ビタミンCが入ったスチールウールはビタミンCの還元作用により赤いさびを防ぐことができました。

 

同様に、ビタミンCを加えたリンゴと、加えないリンゴを空気中に放置し、酸化の様子を比較しました。

ビタミンCを加えたリンゴは酸化による褐変を防ぐことができました。 

 

次に、レモンやお茶、スポーツ飲料、リンゴの絞り汁をヨウ素溶液に滴下して、還元作用による色の変化からビタミンCの含有量の多い少ないを調べました。

 

お茶やレモンをヨウ素溶液に加えると色が透明に変化し、ビタミンCの多さがうかがえました。

対して、リンゴ、スポーツ飲料では変化が弱く、ビタミンCは含まれていないようです。

 

 最後にビタミンCの還元作用の確認や還元作用を利用したビタミンC含有量についてまとめました。

たくさんの生徒がお茶に含まれるビタミンCの多さに驚いていました。