福島県立いわき海星高等学校
食品システム科の活動内容を紹介します
食品システム科3年 実験の様子を紹介します
<H30-77>
今回は3年生の実験で細菌の培養実験を行いました。
標準寒天培地の粉末を使い培地を作成していきます。
湯煎で溶かした培地をオートクレーブに入れて完全に滅菌します。
滅菌後、培地をシャーレに静かに入れていきます。
細菌が混入しないように気をつけます。
今回は作った培地で空中落下細菌を採取します。
各場所で、何もしない静かな環境と、動き回った環境の2パターンで細菌を採取します。
あまった培地で髪や爪の細菌も採取します。
採取した細菌は所定の温度で培養し繁殖させます。
培養後の写真
上:動きのある環境
下:静かな環境
髪の毛・爪
培地のスケッチをして考察をします。
動きのある環境とない環境で、どういった違いが出たのか、
髪の毛や爪は衛生的にどうなのか、
それぞれに意見を出し合い検討していきます。
普段、目に見えない細菌がどのような所にいるのか、今回の実験で確認することができました。
食品を扱う上で、衛生的であるとはどういう状態なのか、今回の実験をもとにこれからも気をつけていきましょう。
食品システム科3年 実験の様子を紹介します
<H30-66>
今回は3年生の実験で官能評価を行いました。
食塩を用いて味の閾値(いきち)を3点比較法で試験します。
食塩を計量し天然水で希釈します。
濃度が異なる数種類の試料に調整していきます。
3点比較法により2種の試料を比較していきます。
今回は天然水と、さきほど希釈した各濃度の食塩水を比較していきます。
2つは同試料、1つは異試料を1組に提示して行います。
味を比較し、異なった試料を判断し回答します。
最後に、全員の回答を集め、各試料液の濃度ごとに採点し正解の数を調べました。
正答数から閾値を割り出したら操作終了です。
おいしさの評価には人の感覚や感性に頼る官能評価が不可欠です。
食品を勉強する過程で良い経験ができました。
おつかれさまでした!
食品システム科3年 実験の様子を紹介します
今回は3年生の実験で行っている中和滴定実験を紹介します。
この実験では醸造酢に含まれている酢酸濃度を検出します。
濃度が高いので、酢酸含量を1/10倍に薄めます
薄めた酢酸を採取します。
水酸化ナトリウムを入れた
ビュレットという実験器具で、
酢酸を中和していきます。
アルカリ性に反応するフェノールフタレインという指示薬を
入れているので、中和されたときに色が変化します。
薄いピンク色になったら操作終了です。
使用した水酸化ナトリウムの量から、
酢酸の濃度を導きます。
精密な作業を必要とする実験でしたが、みなさんうまく行うことができました。
おつかれさまでした!
小名浜の郷土料理を学びました。
<H30-39>
「シーフード料理を作ろう!」をテーマに集まった食品システム科2年の5名。まずは地元の郷土料理にはどんなものがあるのか知るために、「小名浜さんま郷土料理再生プロジェクト」様にお伺いし見学させていただきました。
さんまのポーポー焼きをはじめ、みりん干し等、小名浜の伝統的なさんま料理を商品化し、多くの人に魚を食べてもらえるよう活動しているとのお話をうかがいました。
工場見学をさせていただきました。さんまの骨と内臓を取り除き、きれいに洗い流しています。
開いたさんまを機械に入れると、皮と小骨をきれいに取り除いてすり身になって出てきました。
できあがったすり身に味噌やしょうが、ねぎ等を入れてよく混ぜて種の完成です。
なんと、その場で焼いていただきました。作りたてのポーポー焼きは、とても美味しく感動しました!
「魚は苦手だったけど、工夫して調理することでこんなに味が変わるのかとびっくりしました。」
「ポーポー焼きを初めて食べて、とても美味しかったので家でも作ってみたいと思いました。」
「子どもやお年寄りや魚が苦手な人にも食べやすい魚料理を作りたいと思いました。」
「今回の見学で色々と知ることができたので、とてもためになりました。」
等の感想が聞かれました。美味しいシーフード料理の完成を目指してがんばりましょう!
食品システム科3年生 実習の様子をお届けします
今回は3年生です
水産食品技能検定試験に向けて、包装の練習と実技試験を行いました。
練習の様子
試験の様子
慣れない作業で苦戦しましたが、最後はみなさんうまく包装することができました。
おつかれさまでした!
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