食品システム科だより

2018年6月の記事一覧

食品システム科3年 実験の様子を紹介します

<H30-77>

今回は3年生の実験で細菌の培養実験を行いました。

 

 

 

標準寒天培地の粉末を使い培地を作成していきます。

 

  

湯煎で溶かした培地をオートクレーブに入れて完全に滅菌します。

 

 

滅菌後、培地をシャーレに静かに入れていきます。

細菌が混入しないように気をつけます。

 

  

 

今回は作った培地で空中落下細菌を採取します。

各場所で、何もしない静かな環境と、動き回った環境の2パターンで細菌を採取します。

あまった培地で髪や爪の細菌も採取します。

 

 採取した細菌は所定の温度で培養し繁殖させます。

 

 

培養後の写真

上:動きのある環境

下:静かな環境

 

髪の毛・爪 

 

培地のスケッチをして考察をします。

動きのある環境とない環境で、どういった違いが出たのか、

髪の毛や爪は衛生的にどうなのか、

それぞれに意見を出し合い検討していきます。

 

 

普段、目に見えない細菌がどのような所にいるのか、今回の実験で確認することができました。

食品を扱う上で、衛生的であるとはどういう状態なのか、今回の実験をもとにこれからも気をつけていきましょう。

食品システム科3年 実験の様子を紹介します

<H30-66>

今回は3年生の実験で官能評価を行いました。

食塩を用いて味の閾値(いきち)を3点比較法で試験します。

 

食塩を計量し天然水で希釈します。

濃度が異なる数種類の試料に調整していきます。

 

 

3点比較法により2種の試料を比較していきます。

今回は天然水と、さきほど希釈した各濃度の食塩水を比較していきます。

 

2つは同試料、1つは異試料を1組に提示して行います。

 

 

 

 

味を比較し、異なった試料を判断し回答します。

 

最後に、全員の回答を集め、各試料液の濃度ごとに採点し正解の数を調べました。

正答数から閾値を割り出したら操作終了です。

 

おいしさの評価には人の感覚や感性に頼る官能評価が不可欠です。

食品を勉強する過程で良い経験ができました。

おつかれさまでした!

 

食品システム科3年 実験の様子を紹介します

 

今回は3年生の実験で行っている中和滴定実験を紹介します。

この実験では醸造酢に含まれている酢酸濃度を検出します。

 

濃度が高いので、酢酸含量を1/10倍に薄めます

 

薄めた酢酸を採取します。

 

 

水酸化ナトリウムを入れた

ビュレットという実験器具で

酢酸を中和していきます。

 

アルカリ性に反応するフェノールフタレインという指示薬を

入れているので、中和されたときに色が変化します。

 

薄いピンク色になったら操作終了です。

 

使用した水酸化ナトリウムの量から、

酢酸の濃度を導きます

 

 

 精密な作業を必要とする実験でしたが、みなさんうまく行うことができました。

おつかれさまでした!