福島県立いわき海星高等学校
教員の授業力向上へ アクティブラーニング型授業普及のための取り組み
<H31-114>
令和元年11月15日(金)
本日は今年度4回目の研究授業会がありました。
この取り組みは昨年度より3か年計画で、全教員がアクティブラーニングを取り入れた授業を行い、
先生方がお互いに参観しながら授業力を向上させる研修会です。
〇海洋科2年生「数学Ⅱ」…様々な活動を取り入れ、アクティブラーニングの見本を示した。
海洋科2年生の数学Ⅱの授業では、エキスパート活動からジグソー活動へとつながる授業展開を成功させました。
難しい課題にも友人同士で協力し合いながら取り組む姿が印象的で、
文字通り「アクティブ」な活動がされていました。
〇海洋科1年「海洋情報技術」…応用力、課題解決力を育む授業展開
内容としてはビジネス文書を作成する授業でしたが、従来のような完成品を模倣するだけの授業ではなく、
文書の中に盛り込む内容や課題を一つのワークシートにまとめて配布し、
どのように入力すれば完成するのか、もっと見やすくレイアウトする方法はないかなど、
一人ひとりの考え方次第で完成が変化する授業形態をとりました。
また最後には先生が良かった作成例を紹介し、新たな気づきを与えることで
「なるほど、次はこうしてみようかな」と次の授業へ繋がる授業展開でした。
〇食品システム科1年「海洋情報技術」…基礎・基本に時間をかけ、確実なボトムアップを図る授業
こちらもビジネス文書を作成する授業でしたが、本校パソコン室の設備を有効に活用しながら、
丁寧な説明で確実な基礎技術を身に着けさせる授業展開でした。
作業中は机間巡視で個別に生徒の疑問に対応するなど、きめ細やかな指導が光る授業でした。
またわからないところは周囲で自発的に教え合い、
生徒同士でも理解と技術を深めている様子が印象的でした。
終わりに
今回で今年度の研究授業会は終了で、次は来年5月の予定です。
今年度は全部で13名の先生に研究授業を実施してもらいましたが、
どの先生も見事にアクティブラーニングを実現していたと思います。
他の授業を見ることで自分の授業が向上し、その授業を見せることでまた他の先生の授業が向上する。
本校組織として全教員の指導力向上に向けて、
今後も計画的に研修を実施していきます。
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