食品システム科ってどんなところ?
 食品システム科は、実験や実習を通して、食品製造の知識と技術を習得することに力を入れています。特に2年生で実施している「缶詰の生産実習」は、小名浜水産高校(旧校名)製造科からの伝統を受け継ぐもので、食品製造の基礎を徹底して学ぶことができます。実習で生産した製品は学校祭や各種イベントで販売され、地域の方々から好評を得ています。近年は今までの実験や実習に、新しい製造工程管理と衛生管理の考え方を取り入れ、内容はさらに充実したものとなりました。
  また、3年生で実施する科目「課題研究」では、地元に水揚げされた魚介類を使用した、ソーセージやかまぼこ、魚しょうゆの製品開発に取り組むなどユニークな活動も行っています。
食品システム科だより

食品システム科の活動内容を紹介します

食品システム科3年生 実験の様子を紹介します part5

<R2-83>

11月25日(水)、食品管理の実験風景。

今回の実験は、ビタミンCの役割を学習します。

 

まずは、ビタミンCを加えたスチールウールと、加えないスチールウールで酸化と還元の様子を比較しました。

ビタミンCを片方に加え、酸化反応を引き起こすため両方に過酸化水素水を加えます。

 

 

片方は酸化されて赤いさびができたのに対し、ビタミンCが入ったスチールウールはビタミンCの還元作用により赤いさびを防ぐことができました。

 

同様に、ビタミンCを加えたリンゴと、加えないリンゴを空気中に放置し、酸化の様子を比較しました。

ビタミンCを加えたリンゴは酸化による褐変を防ぐことができました。 

 

次に、レモンやお茶、スポーツ飲料、リンゴの絞り汁をヨウ素溶液に滴下して、還元作用による色の変化からビタミンCの含有量の多い少ないを調べました。

 

お茶やレモンをヨウ素溶液に加えると色が透明に変化し、ビタミンCの多さがうかがえました。

対して、リンゴ、スポーツ飲料では変化が弱く、ビタミンCは含まれていないようです。

 

 最後にビタミンCの還元作用の確認や還元作用を利用したビタミンC含有量についてまとめました。

たくさんの生徒がお茶に含まれるビタミンCの多さに驚いていました。

取得できる資格一覧
平成28年度 就職先一覧

平成29年度 就職先一覧

 

◎就職(いわき市内)

 

・食品製造分野(加工・製造)      【4名】

・機械製造分野(電気・工業など)    【5名】

・販売小売分野(スーパー・飲食など)  【4名】

・医療分野(受付・院内調理)      【2名】

・接客分野(ホテル・フィットネスクラブ)  【2名】

・福祉分野  【1名】


◎就職(県外)

・接客分野(ホテル・飲食)  【2名】

・建設分野          【1名】

・理美容分野(エステ)    【1名】

 

 

 

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高い就職内定率は、

授業で育む確かな実力と、ひとりひとりの学生としっかり向き合う

多種多様な就職サポートによって支えられています。

 

過去の進学先一覧

◎4年制大学

・茨城キリスト教大学 生活科学部 食物健康科学科

・関東学院大学 人間環境学部 健康栄養学科

・東日本国際大学 健康福祉環境学部

・いわき明星大学 教養学部

         文学部

・専修大学 法学部

・流通経済大学 経済学部

 

 

◎短期大学

・いわき短期大学 幼児教育科

・郡山女子短期大学部 幼児教育学科

・福島県農業センター短期大学校

 

 

◎専門学校

・中川調理技術専門学校       ・エコール社 東京校

・武蔵野調理師専門学校       ・いわきヘアメイクアカデミー

・つくば栄養調理製菓専門学校    ・国際アート&デザイン専門学校

・仙台スィーツ&カフェ専門学校   ・音楽学校 MI JAPAN

・東京スィーツ&カフェ専門学校   ・鯉淵学園農業栄養専門学校

・神戸製菓専門学校         ・積善会看護専門学校

・華調理製菓専門学校        ・いわき准看護学校

実習をのぞいてみよう!
「サバ水煮缶詰ができるまで」
 1年生では水産海洋基礎、2年生では総合実習、3年生では課題研究で、様々な実習を行ないます。次の実習の様子は、2年生が行なっている缶詰製造の実習です。1校時から6校時まで実習を行なうこともあり、知識や技術に加え、仕事に対する態度や忍耐力も養われます。